2007年08月22日

ジャポニカロゴス〜コピルアック

http://www.harukiya.com/product/176
先週来、コピルアックへのお問合せがとても多くなっていて、はて?どうしてだろう???と思っておりましたが、
お客様の一人から「タモリさんのジャポニカロゴスという番組でやってました」というお話しをお伺いいたしました。
なるほど、そういうわけでしたか。納得です。

コピ・ルアックはいわゆる「ウンチコーヒー!」というもので、イタチやタヌキ、ジャコウネコなどの野生動物の排泄物の中から消化されずに出てきたコーヒー豆を精製したものです。
これだけ聞くと、とんでもないゲテモノ、キワモノのように聞こえますが、野生動物はたくさんのコーヒーチェリーの中でも上等なものから選んで食べること、体内の酵素などがコーヒー豆に微妙に影響を与え、とてもマイルドな仕上がりになることなどから、昔から大変高級なコーヒーとして扱われてきました。
現在でも世界中のコーヒーフリーク垂涎のコーヒーであり、小売価格が100g100ドル以上の値段をつけることも少なくありません。

但し、このコピルアック、粗悪なものや、偽物も多いことで有名です。
現地のドロップコレクターというコピルアックの収集業者としっかりとしたコネクションをもっているかどうか、また、収集された地域などが厳密に管理されているかがとても重要となります。
東南アジア全域にこのコピ・ルアックが存在していますが、この地域で栽培されている99%のコーヒーはインスタント用などとして使われる「ロブスタ種」という品質の低いコーヒーです。
つまりコピルアックとして収集される大半のものはこのロブスタ種のものということになります。
当店では以前からアラビカ種の高品質豆を産出する農園近辺で収集されたコピ・ルアックのみ入荷させておりますので、その品質はかなりの確立で最も高いレベルのコピ・ルアックであるといえると思います。

現在、新しい豆の通関待ち状態ですが、この8月末に入荷予定の今度のコピルアックはインドネシア、ジャワ島東部、「カユマス農園」内で収集されたもので、野生のジャコウネコの落し物です。
カユマス農園は17世紀末オランダ東インド会社が開墾して以来、なんと300年以上の歴史を持つ、現存する農園の中では世界最古の農園の一つ。現在ではスペシャルティクラスのアラビカ種コーヒーを栽培しています。
この農園内で収集されたコピルアックですので、ほぼ100%スペシャルティクラスのアラビカ種コーヒーのコピルアックという特殊なコピルアックになります。(もちろん、ジャコウネコがよそで食べた豆をこの農園内で落としていくという可能性も否定できませんが・・・)

収集された「落し物」はきれいに洗浄、精製、天日干しされてから出荷されます。
味わいはその来し方からは想像できないほどクリーンできれいな香味を特徴とします。柔らかな甘味とスムースな飲み口は抜群です。
昔からコーヒー好きなら「死ぬまでに一度は飲みたい」と言われてきたまさに「幻のコーヒー」。
もうすぐ入荷です!!!

お買い物は春木屋オンラインショップ「月滴庵」へ!
コピルアック・カユマス
お試し25g1000円 100g3500円 200g6000円


2007年08月06日

WBCレポート2

WBCレポートの続きです。

今回のWBC2007&SCAJ2007の合同大会では様々なコーヒー関係者による、ワークショップやセミナーが企画されました。
私も時間の許す限り様々なセミナーなどに参加させていただきましたが、そんな中でも最も印象的だったのが、パナマのコーヒーセミナー。
セミナーの講師はパナマのコーヒー業界を代表する農学博士であるDr.マリア氏、博士のお話し自体はパナマ全体のやや総花的なお話しでしたが、セミナー後、博士や一緒に出席されていたパナマのコーヒー関係者の方々とのお話しにはとても感銘を受けました。
計らずも、その中には今月、当店にも入荷予定の、あのエスメラルダ農園のお嬢様、レイチェルさんや、エスメラルダと並び大変有名な農園であるドン・パッチ農園の2代目、フランシスコさんがいらっしゃいました。
お二人とも超有名農園の方というだけでなく、パナマを代表するカッパー(コーヒー鑑定士)でもあり、パナマ国内はもちろん、世界的にも知られたコーヒー業界の有名人です。
マリア女史を含め、彼らにゲイシャ種などを含めた農園でのお話し、エピソードなどをしつこくお伺いいたしました。セミナー会場だけでは間に合わなくて、結局パナマのコーヒーブースにまで押しかけて色々お話しをお伺いすることができました。
ゲイシャ種はニカラグアの研究所からパナマに持ち込まれたのだそうです。ドンパチ農園のフランシスコのお父さん(名前は息子さんと全く同じ!向こうでは珍しくないそうです)はパナマの農水省にお勤めでいらして、その関係でニカラグアのコーヒー関係者との係りからゲイシャがパナマにもたらされることになったのだとか。
また、最初に農園でゲイシャを栽培しはじめたエスメラルダ農園ではあまりにゲイシャの収穫量が少なく、怒った親父さんが木を切り倒してしまったり、せっかく収穫したものもあまり品質がよくなくて、がっかりしたり、それでもあきらめずに栽培環境を変えながら作り続けた結果、標高1450mを超えると抜群の香りを出すようになることを発見したり、実際にマーケットでこれほど高い評価を受けるとはパナマのコーヒー関係者はだれも思っていなかったとか・・・、様々なお話しをお伺いできました。
でも、最も感銘を受けたのは、マリア女史もレイチェルもフランシスコも異口同音におっしゃられていた、「持続可能な農園経営」という言葉でした。
パナマに限らず、コーヒーが栽培される地域の大半は熱帯のジャングルなどもあるような地域、うっそうとした緑などから非常に肥沃な大地がイメージされがちですが、実は全く逆。それらの地域の土壌はとても薄く、ひ弱なものなのです。そんな中で無理な農園経営をすれば、環境への負荷があっというまに限界を超え、持続不可能な地域を作ることになってしまいます。実際にそのようにして放棄されたコーヒー農園も世界には少なくないのだそうです。
そんな悲劇を繰り返さないためにも、「持続可能な農園経営」が最も重要なことなんだと皆さんおっしゃっておりました。
持続可能な農園経営のため、農薬や肥料への配慮、排水などの管理はもちろん、そこで働く労働者の意識管理、そのための適正な賃金支払い、教育の提供、またそれらを可能にするためにも、世界各地のロースター、消費者などとの情報の共有などを重点的に推進していきたいということでした。
彼らのコーヒー、またコーヒー文化に対する、本当に真摯な姿は私もコーヒー業界の端っこにいる者として、大変共感するとともに、今後のコーヒーに対する考え方の指針をいただいたような気がいたしました。

2007年08月05日

WBCレポート1

先日のWBC2007&SCAJ2007の合同大会のレポートです。
まず、アジア初の開催となった、WBC(世界バリスタチャンピオン図シップ)決勝大会について。
WBCは主にエスプレッソを使ったコーヒーサービスの職人さん=バリスタの技術を競い合う世界的な大会です。
毎年世界各国での予選を勝ち抜いた代表が集まり、決勝大会が開かれます。
今年は世界45カ国の代表が集まりましたが、日本代表はUCCにお勤めの宮前さんというまだお若いとても可愛らしいお嬢さんでした。
控えめながら、日本人女性らしい細やかで、繊細なサービスがとても好感を持て、なんとファイナリストの6人にも選ばれました!(最終結果は4位でした)
今年のファイナリスト6名のうち、なんと女性が4名というのはちょっとびっくり。女性のスペシャルティコーヒー業界への進出もますます著しい!ということでしょうか。
WBCはあくまでもエスプレッソマシーンを使ったエスプレッソやカプチーノ、エスプレッソアレンジドリンクの技術、サービスを競いある大会です。
ドリップコーヒーの方が圧倒的になじみ深い、私たち日本人にとってはいささか違和感がないではありませんが、WBCという世界的な大会を通じてスペシャルティコーヒーの世界がより洗練され、そして認知されていく機会となっているようですから、やはりすばらしいことだと思います。
会場では世界各国のコーヒー団体やコーヒー関連商品メーカーさんのフースや、さまざまなセミナーなども開催されていて、本当にたくさんのお話しや商品を目にする機会に恵まれました。
セミナーなどのお話しは次回少しご紹介したいと思います。

2007年08月01日

WBC&SCAJ2007

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日本で初の開催となったWBC、世界バリスタチャンピオンズシップ大会、およびSCAJ2007、日本スペシャルティコーヒー協会の展示会に今日行ってまいりました。
バリスタコンテストや世界各国の生産者、コーヒー機器メーカーのぶースや様々なセミナーへの参加など、とっても密度の濃い一日を遅らさせていただきました。
なんと、計らずもパナマ、エスメラルダ農園のお嬢様であり、著名なコーヒーカッパー(品質鑑定士みたいなものです)でもあるレイチェルさんやドンパチ農園のセラシン氏とお会いする機会を得ました。
とにかくいろいろありすぎて、少し落ち着いてからまた整理してご報告したいと思います。
とにかく、面白かった・・・!
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