2007年11月29日

新入荷 パプアニューギニア・マダン農園

熱帯雨林と標高4000mもの山々を持つ神秘の島、パプアニューギニア。
国としてのパプアニューギニアはニューギニア島の東側半分(右半分はインドネシア)と周辺の約1万もの島から構成されています。
数十人から数百人という単位で少数の民族が今も千以上いると言われ、この小さな地域に今もなんと800もの言語が存在しています。

さて、こんな神秘的な島にコーヒーの栽培が伝えられたのは20世紀になってからのこと。約80年ほど前、1930年頃にブルマンで有名なジャマイカやタンザニア、ケニアなどからコーヒーの種子が持ち込まれました。
1950年代以降には高品質なコーヒー栽培地として知られるようになり、ヨーロッパ、特にドイツでは大変人気の高いコーヒー生産地となっています。
現在ではシグリ農園、プローサ農園など世界的に著名な農園も増えています。

今回、当店で買い付けたマダン農園はニューギニア本島中部、マウントハーゲンという山岳地帯に位置する農園です。
滑らかな口当たり、ふんわりとココナッツや南国のフルーツの香り、ミルクチョコレートやココアを思わせるような優しい甘さ、口の中でゆるゆるとほどけていくような柔らかな余韻。
なかなか見事なコーヒーだと思います。
サンプルを飲んで一目ぼれでした・・・。

お買い物は春木屋「月滴庵」HPへ!
パプアニューギニア マダン農園
100g 460円


2007年11月28日

新入荷 コロンビア ラ・ユニオン クシージョ

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コロンビア、最大のコーヒー名産地、ナリーニョ地区。
コロンビアの南部、エクアドルとの国境沿いに広がる山岳地帯です。起伏の激しい地形と太平洋から吹き込む湿った温かい風が最高級のコロンビアコーヒーを作り出しています。

コロンビアはブラジルと並ぶ南米屈指のコーヒー大国。コーヒーの2大原種の一つとされる「ティピカ種」の一大産地として、古くからもてはやされてきました。
しかし1970年代以降、より病害虫に強く、収穫量も多いバリエダコロンビアなどのいわゆるハイブリッド種(交雑新種)へと栽培を移行し、品質への評価を大きく損ねてきてしまいました。
今では多くのコロンビア産コーヒーはディスカウント用の低価格品やブレンドコーヒーの増量用の豆として扱われることが多くなっています。

そんな中でもナリーニョ地区のコーヒーは今も高品質なコーヒーを供給してくれています。
伝統的にこの地区の農家の大半が年間生産量20袋(一袋60kg)程度の小農家。
コロンビアではこのような農家の作るコーヒーを「コミュニティーコーヒー」と呼びますが、昔ながらの丁寧な手間と暇をかけた作りを続けています。

今回のコーヒーもまさにそのコミュニティーコーヒー。ナリーニョ中北部、クシージョ村の5軒の小さな農家が作ったコーヒーから、さらに良質なものだけを厳選したものです。
シャープで透明感のある味わいの中にビターチョコレートの甘さ、香り、味わい、余韻ともに重くなりすぎず、とても軽やかな印象。
久々に見つけた掘り出しもののコロンビアです。

お買い物は春木屋「月滴庵」HPへ!
コロンビア ラ・ユニオン クシージョ
100g 460円

新入荷 マンデリン・ジュンベル・タパヌリ

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インドネシア、スマトラ島で栽培される高級アラビカ種「マンデリン」。でもインドネシアで栽培されるコーヒーの90%以上は下位品種のカフォネラ・ロブスタ種です。

インドからセイロン島、東南アジア、インドネシアの地域はアラビカ種コーヒーの天敵ともいえる「サビ病」の影響をこれまで最も大きく受けた地域です。このためインドやセイロンではコーヒーから紅茶の栽培に変わっていきました。
スマトラ島でもコーヒーのアラビカ種、そしてマンデリンと呼ばれるコーヒーは本当に極わずかしか存在しません。

また、スマトラ島全体が大変入り組んだ山岳地帯で形成されており、今も交通事情はあまりよくなく、収穫から精製、運搬の作業がなかなかスムーズに進まないことも少なくありません。

生産農家もほとんどが零細な家族経営によるもので、精製過程で時間がかかりすぎたり、そもそも精製の制度が悪く生豆にダメージを与えてしまったりする場合も多いのです。

このようなことから、ただでさえ貴重なマンデリンの中で本当に上質なコーヒーは本当に貴重な存在なんです。

今回のコーヒーはスマトラ島最大のコーヒー名産地、リントンの南部タパヌリ地区で栽培されている希少アラビカ種「ジュンベル」。
同じ樹から完熟豆だけを3度に渡って摘み取る「トリプルピック」で最高級のマンデリンを作り出しています。

通常ある程度の規模の農園では、区画ごとに収穫の日程を決め、一斉に収穫を行ないます。コーヒーも農産物ですから、全ての実が一斉に熟すわけではありません。同じ樹でも数日〜1週間くらいの時間差ができます。一斉に収穫すれば当然必ずしも収穫に最も適した実だけでなくまだちょっと早いかな〜といういような実まで摘み取る結果となります。

完熟豆だけを丁寧に3度に渡って摘み取るという作業は小さな農家だからこそできる作業かもしれません。
たくさんは作ることができませんが粒よりの熟したコーヒーチェリーから本当に高品質なマンデリンが生まれています。

このマンデリン、別名「スマトラタイガー」と呼ばれるマンデリンの中でも屈指の高品質豆なのですが、味わいもその名にたがわぬものです。
「これぞマンデリン」と呼べるようなスパイシーな中にパッションフルーツの香り、大地を思わせるような太いボディ、スモーキーで強い余韻。
好き嫌いははっきり分かれるかもしれませんが、マンデリン好きの方にはぜひ!

お買い物は春木屋「月滴庵」HPへ!
マンデリン・ジュンベル・タパヌリ
100g 500円

2007年11月21日

カナリア諸島 ラ・コルコバーダ農園

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スペイン領、カナリア諸島。
イベリア半島から南西に約1800km、モロッコ南部沖約100kmの大西洋上に浮かぶ島々です。

カナリア諸島というと、大瀧詠一の「カナリア諸島にて」しかぱっとは思いつかないというのが悲しいところですが(^-^;)、大変自然の豊かな火山性の諸島郡で、スペインに10ヶ所ある国定公園のうち、4つがこのカナリア諸島にあり、世界自然遺産にも登録されています。ヨーロッパでは高級リゾートとしても有名で、様々な仮装で盛大に繰り広げられるカーニバルも人気があり、年間1000万人の観光客が訪れるのだそうです。

緯度からいうと北回帰線よりも北方となり、いわゆる「コーヒーベルト」と呼ばれる熱帯〜亜熱帯の地域ではありませんが、大西洋の貿易風が暖かい空気を1年を通じて運び、コーヒーの栽培を可能にしているようです。

実はカナリア諸島のコーヒーには私、ほんの少しですがご縁があるんです。
もう随分と昔の話しになってしまいますが、20ウン年ほど前の学生時代、ヨーロッパを一人で貧乏旅行したことがあります。
ほとんどバックパックで野宿のほうが多いような旅だったのですが、そんな中で唯一贅沢をしたのが、スペイン、グラナダのアルハンブラ宮殿の一部をホテルとして使っている国営のホテル「パラドール」での宿泊でした。
とにかく思いっきり背伸びして、清水の舞台から飛び降りるつもりで随分前から予約までして宿泊したホテル、豪華なディナーなどはなから不可能!ラウンジでコーヒーを飲むのが精一杯でした。
恐る恐る頼んだカフェ・ソロ(エスプレッソ、ヨーロッパでは、カフェと言えばエスプレッソなんですよね)、ホテルの方が「これはカナリアスのコーヒーなんだよ」って自慢げにお話ししてくれたことをすんごく印象的に覚えています。
で、カナリアスってどこだよ?ブラジル?なんて思っていたのですが、カナリア諸島のことをスペイン語でイリス・カナリアスと言うんだってことを後から知り、「ああ大瀧詠一の・・・」とまた底の浅いイメージを膨らませておりました。
最近になって知ったのですが、カナリア諸島で栽培されているコーヒーはずばぬけたコクと香りの香味を持ち、スペイン内の最高級レストランなどを中心に大変珍重されているのだそうです。

今回当店に入荷したグラン・カナリア島、ラ・コルコバーダ農園のコーヒーも通常はスペイン以外に輸出されれることのないものを無理を言って分けていただいたものなんです。
日本への輸入量はなんとなんとわずか5kg袋が4つだけのトータル20kg!!一般的なコーヒーの麻袋は60kg、ちょっと名の知れた農園でしたらコンテナ単位で250袋前後、15トンくらいがドーンとやってきますから、今回の輸入量がいかに少ないかおわかりいただけるのではないでしょうか。

ラ・コルコバーダ農園で栽培されているのは原種コーヒーの代表格「ティピカ」。その畑を取り囲むようにオレンジやぶどうなどの果樹園が広がっており、風雨から貴重なコーヒーの樹を守っています。
ティピカなどのアラビカ種のコーヒーは他のアラビカ種コーヒーの樹が近くにあるとそれらの樹との間でも受粉を行い、代を重ねるうちに元々持っている香味に変化が起きてしまいます。大きな農園や栽培地域ではどうしてもこのような交雑が少しづつ進み、ティピカにしてもブルボンにしても、もともと持っていた香味は失われがち
です。その点、孤島でしかも果樹園に守られるように単一品種が伝えられているラ・コルコバーダ農園のようなコーヒー農園はものすごく貴重な存在。本来ティピカ種が持っている甘い香り、ふくよかなコク、透明感溢れる余韻を余すことなく伝えてくれています。
栽培から収穫、精製、天日干しにいたるまで、全てが丁寧な手作りによるスーパープレミアムコーヒーです!!

お買い物は春木屋「月滴庵」HPへ!
スーパープレミアムコーヒー
カナリア諸島「ラ・コルコバーダ農園」
100g 3500円
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