2009年09月04日

秘密のコーヒーガーデン「ディベルサ」!!!

日々の慌しさにかまけて、気がつけば4ヶ月以上もブログの更新をしておりませんでしたヾ(_ _*)ハンセイ・・・
少しづつですが、またブログ更新していきたいと思います(・∀・)ノ
懲りずにまたみてください。

さて、久しぶりの更新で今回取り上げたのは、秘密のコーヒー農園「ディベルサ」についてです。
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当店は元々日本茶の専門店ですが、20年ちょっと前から「日本茶と同様のレベルで繊細な味わいを楽しむコーヒー」という切り口でコーヒーの自家焙煎を行ってきました。
特にこの10年くらいの間にコーヒーを取り巻く世界的な環境は激変し、より洗練された上質なコーヒーを選ぶ、楽しむことができるようになってきています。

コーヒーと言えば、ブレンドというのが今でも一番幅を利かせていますが、そのブレンドを作るいわゆるストレートコーヒーでは、ブラジルとかコロンビアとか国名で選ぶのが一般的、せいぜいキリマンジャロとかブルマンなど特定のブランドものが知られているというのが長く日本のコーヒー業界の常でした。
ただ美味しいブレンドコーヒーなら文句はありませんが、世の中に溢れてるブレンドコーヒーにはなんだかあまり感心できないものが少なくありません。
考えてみれば当たり前ですが、美味しいブレンドコーヒーの大前提には美味しいストレートコーヒーがあるはずです。
「美味しくないストレートコーヒーをブレンドテクニックで美味しいコーヒーに変える!」
なんとなくこんなことが可能なんではないか?と思ってらっしゃる方が多いように思いますが、そんなうまい話しは実際にはありません。
ブレンドという作業を必要以上にすごい職人技、神業のようなものとして宣伝される業者さんなども昔から多くてそんなイメージが定着してしまっているのかもしれませんが、実際にはそんな魔法のようなものはないんです。
美味しいブレンドコーヒーの裏には必ずそれぞれの個性が際立っている素晴らしいストレートコーヒーが存在しています。
そんな素晴らしいストレートコーヒーを求めようとすれば、お米でもワインでもあらゆる農産物がそうであるように、より限られた区画までさかのぼって探す必要があります。つまり、国名などという大雑把なくくりではなく、地域・農園・品種・精製方法などこまかな情報のわかるコーヒーが必須ということになります。
この10年ほどの間にコーヒー業界に起きた最大のことは、このより細かな農園単位のようなコーヒーの買い付けが私共のような小さなロースターにも可能になったことだと思います。
そしてこのような流れは少しづつですがおおきなうねりとしてコーヒー業界を今後も動かしていくはずです。
単純なブレンド信奉ではなく、ワインの世界のように今後はますます個々のキャラクターが明確な、産地、農園、品種、精製方法などによって仕切られたシングルオリジン(ストレートコーヒー)が一般的になっていくのだろうと思います。

さて、ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、
そんなコーヒー業界の大きな流れの中で必然と言えば必然として登場したのが今回ご紹介するコスタリカのディベルサ農園です。
ディベルサ農園はコスタリカとパナマの国境沿いに広がる世界自然遺産、ラ・アミスター国立公園に寄り添うように作られた小さな農園です。
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(ラ・アミスター国立公園は中南米最大規模を誇る原生林の森で、マヤ・アステカの時代から神の鳥として崇められてきたケツァールや空飛ぶ宝石と呼ばれるモルフォ蝶、世界一小さな鳥ハチドリなど多くの貴重な動植物の宝庫とされています。ちなみにケツァールは手塚治先生の「火の鳥」のモデルと言われています。アステカ時代から農耕神ケツァルコトルの化身とされ、その羽毛は王様と最高神官にのみゆるされるものだったそうです)

ゴンザロとリカルドのフェルナンデス兄弟によって数年前に開設されたまだ新しい農園ですが、この農園は世界でも非常に特異でユニークな農園なんです。
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(農園主のゴンザロ夫妻とリカルド)
フェルナンデス兄弟のうちゴンザロは腕利きのコーヒーハンター(世界中のコーヒー産地を渡り歩き、良いコーヒーを探し出してくる買付請負人)でもあり、彼が世界中で探し出してきた超レアな品種だけをこのディベルサ農園で栽培しているんです。

現在世界中の農園で栽培されているコーヒーにはある一定のくくりのようなものがあります。それは「生産性が高く、商業流通に向いている」というもの。特にこの40年ほどの間にコーヒー業界はより生産性の高い品種、効率の良い栽培方法などが確立し、それ以外の多くの品種などが排除されるという歴史でもありました。
でもそんな中で排除されていったコーヒーの中にはとても香味に優れたものや独特のキャラクターを持ったとてもユニークなものがたくさんあったんです。
ゴンザロが彼のライフワークとして集めてきたコーヒーはそんなものばかりです。ディベルサとはラテン語で「多様性」という意味。ある種高い生産性を追い求めて画一的な方向に向きすぎていたコーヒー業界のアンチテーゼのような存在と言ったら言いすぎでしょうか・・・。

コーヒーはもちろん農産物です。様々な多様性を持つということはその本来の姿です。そんなコーヒー本来の多様性を求め、今ではほとんど見ることのできなくなってしまったような様々なコーヒー達を専門で扱う農園がこのディベルサ農園なんです。

当店では便宜上「農園」とご紹介していますが、オーナーであるフェルナンデス兄弟は「農園ではなくてコーヒーガーデンです」と強調します。
生産性を追求する大規模な農園とは正反対の存在として、一つ一つのコーヒー、品種を大事に見守るように栽培している箱庭のようなポジションを最も大切にされているとのことです!

農園の存在するコスタリカは日本ではコーヒー生産国としてはあまり馴染みが深くないかもしれませんが、1940〜70年頃までは世界でもっとも品質の高いコーヒーを生産する国として知られていました。そんな時代にコスタリカで生産されていた伝説の品種モンテクリストやビジャサルチ。その他にもエチオピア原産でここ数年パナマなど一部で大変な反響を呼び起こしているゲイシャ、同じくエチオピア原産のディジャアルゲ、赤紫の葉をつけるプープルアセンス、ブルボン島起源のポァントゥブルボン、ムルタなどなど、それぞれの品種が互いに交雑などがおこならいよう明確に区切られた畑で栽培されています。
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(区画ごとに品種が栽培され、区画ごとに交雑がおきないよう境界には他のフルーツや様々な木々が植えられています)

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また、それぞれのコーヒーに最適な精製方法を模索しながら、天日乾燥のみのナチュラル、水洗処理のフルウォッシュ、果肉除去後ヌメリのついた状態で天日乾燥を行うパルプドナチュラルなどそれぞれ丁寧な精製方法を行っています。

産地・農園・品種・精製方法などが明確なコーヒーが求められてきているという時代のニーズに合わせるように生まれた「ディベルサ コーヒーガーデン」、この存在はワインの世界で言えばシャトーやグランクリュといった位置づけになります。
当店では以前からご紹介しているコーヒーの中にも数多くゴンザロのお世話になったものがありましたが、そんなお付き合いもあって今年は初出荷となったモンテクリスト、ビジャサルチ、ディジャアルゲ(2系統)、プープルアセンス、ムルタ、ルメスーダン、エレクタの7品種8銘柄が入荷します!
いずれもまず世界中どこにいってもまずお目にかかることの難しいものばかりです!
コーヒーの多様性とそのユニークさを感じるのにこれほどのラインナップはなかなかありません!

お買い物はブログ連動HP春木屋「月滴庵」へ!


この記事へのコメント
週末に河口湖に行く度にいつも美味しいコーヒーをいただいております。
ディベルサガーデンのコーヒーはすごそうですね。
また楽しみが増えました!
Posted by tadano at 2009年09月20日 10:27
tadano 様
コメントありがとうございます。

店頭でも8種類全てご用意いたしておりますので、
ぜひまたお出かけくださいませ。

お待ち申し上げております。
Posted by yuka at 2009年09月25日 10:40
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