2007年04月12日

バルザックの愛したポワントゥ・ブルボン

image[13].jpg
ブルボン種といえばティピカ種とならぶコーヒーの2大原種とされる高級品種です。
でもそのブルボン種にも実は2系統あって現在一般的に流通しているのはロンド種(写真下の丸い形状のもの)の系統です。
いまや幻となっているもう一つの系統がポワントゥ種(写真上の尖った形状のもの、フランス語読みのポワントゥ種とか英語読みのポインテッド種などとも呼ばれ、つまり「尖った」という意味)です。
ポワントゥ種は独特の尖った形状と非常に硬いという性質をもち、味の方も抜群のフルーティさとまろやかな甘さは他の追随を許しません。
文豪バルザックやフランスの王侯貴族、また近代に入っても英国首相のチャーチルもこよなくこのコーヒーを愛したそうです。
しかし、ただでさえ栽培効率の悪いブルボン種の中でもその栽培効率は最悪で、一般的にはほとんど伝播しませんでした。
ポワントゥ種は長くフランス領のブルボン島(現レ・ユニオン島)などで栽培されてきましたが、第二次世界大戦中にはブルボン島での商業生産は途絶えてしまいました。

先ごろUCCコーヒーさんがブルボン島(現レ・ユニオン島)でこのポワントゥ種の再生に成功したとのこと。インドネシア・スラウェシ島でキーコーヒーさんがトラジャコーヒーの再生をおこなったことが思い起こされます。一度失われたものを再生するというのはなかなかできることではありません。本当に頭が下がります。日本人のコーヒーや農業に対する思いや意気込みを表す素晴らしい事例だと思います。まさに拍手拍手ですね!

さて、このポワントゥ種のブルボンコーヒーはその昔、わずかですが各地に伝えられていました。ニューカレドニア島では細々とではありますが、現在も商用栽培が続けられています。
現地ではリロイ種と呼ばれていて(ポワントゥ種の学術名がリロイ種なんです)、そのほぼ全量が(といっても数百キロしか採れませんが・・・)フランスのエリゼ宮(大統領府)向けに作られています。
あのシラク大統領もこのリロイの大ファンなんだとか。
そんな大変貴重な幻のポワントゥ(リロイ種)のコーヒーをなんと当店でもご紹介しております!!
価格はとんでもなく高価ではありますが、このコーヒーはブルーマウンテンなども含め、一般的なコーヒーとは全く別次元のコーヒーです。
コーヒーのはるかな歴史とロマンを感じつつ、ぜひ一度味わっていただきたい逸品です!
(ちなみにUCCさんではブルボン・ポワントゥとして100g7,350円での販売です。当店のものはあくまでもニューカレドニア産となりますので全く同じものではありません。
あくまでも同じ系統の品種としてご理解ください。)

「幻のポワントゥ・ブルボン」
ニューカレドニア産ポワントゥブルボン・リロイ種
100g3500円 中浅煎 ハイロースト
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