パリ〜ダカールラリーで有名なアフリカ・セネガル、ダカール岬の沖合いに浮かぶカーボベルデ共和国。
大航海時代から重要な補給港として、また奴隷貿易の経由港としても長い歴史を持つ島です。
ポルトガル領から独立したのは、1975年、干ばつの大変厳しい環境で日本などからの援助で水環境の整備を現在なんとか進めようとしています。
この島にコーヒーが伝わったのは1790年、コーヒーが少しづつ世界に伝播していった初期のころです。
干ばつの厳しい土地ですので、本来あまり栽培に適した環境とは言えません。島の低地では水不足で根付かず、標高500m以上の高地、特にフォゴ島のカノ山(2829m)の山肌で発生する霧を頼りに今も細々と当時からのコーヒーが作り続けられています。
コーヒーに限らず厳しい環境で育った作物は栄養たっぷりな豊かな土壌で育ったものよりも美味しくなる場合が少なくありません。
よく、国内でもトマトを美味しくさせるためにギリギリまで肥料や水を制限して作る、なんて農家さんのお話しを聞いたりしますが、カーボベルデのコーヒーはそれを天然でやっているようなものです。
乾燥した大地に深く根を張ったコーヒーの木は僅かなコーヒーチェリーにだけ集中してその栄養分を供給します。
収穫量は少なくてもそうしたコーヒー達はとびきりの香味を持つコーヒーになるんですね。
また、大陸と隔絶された島、しかも高地で細々と栽培されてきたカーボベルデのコーヒーは、おそらく1790年のコーヒーが伝わった時そのままのものだと思います。
今も品種の特定もされていなくて、見た目の形状、味の系統から言って、とても古いタイプのティピカ、ブルボン種の系統だとは思いますが、詳しいことはほとんどわかっていません。どこかの研究所さんで遺伝子解析とかやってくれませんかね?もしかして、すんごく貴重な品種だったりする可能性も大なんじゃないかと思うんですけど・・・
肝心のお味の方ですが、現在当店で販売中のスーパープレミアムコーヒー、ポワントゥやナポレオンズバレーに近い香味。
マイルドでスムース、柔らかな甘味とマウスフィール。上品な余韻が長く後を引く。各地の絶海の孤島に残された原種に近いコーヒーに共通した特徴なのかもしれません。
一般的なブルーマウンテンの三分の一の価格でのご紹介ですが、香味は間違いなく上だと思います。
コーヒーの悠久の歴史とロマン、そしてなによりとってもコストパフォーマンスにも優れたコーヒーです。
お買い物は春木屋オンラインショップ「月滴庵」へ!
カーボベルデ・フォゴ 中煎り(シティロースト)
100g840円
余談ですが、これはカーボベルデのカーニバルの風景。
ラテンとアフリカがミックスされたようなとても素敵なカーニバル。紅白の長い羽飾りを付けて夜通し踊るだそうです!う〜〜ん、行ってみたい〜〜!!
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どれも素敵なストーリーとそれに負けない美味しさでいい年して感動してしまいました。
カーボベルデはヨットで世界を回る時の寄港地としても有名です。大学時代ヨット部にいたもので懐かしく思い出しました。
実際にはそんな外航にはでたことはないんですけどね。
カーボベルデでもコーヒーが取れるんですね。驚きました。
お茶屋さんのコーヒーってのも意外な感じでしたが繊細な心配りをそこかしこに感じられある意味いかにもお茶屋さんらしい!と思いました。またよらせていただきます。
ご挨拶が遅れましてすみません。
そうですか、ヨットで行かれる方もいるんですね〜。
カーボベルデの歴史をひもとくと、やはり外洋船の寄港地としての位置づけが強かったようですね。特にスエズ運河ができるまではかなりにぎやかだったようです。
孤島のコーヒーには驚くほど香味に優れたものが少なくありませんので、これからも折にふれご紹介できるものを捜していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。